おもちゃ箱のような、色とりどりの家々が点々と建ち並ぶ。こういう場所に暮らしている人は、不便を感じないのだろうか。真冬はもっと寒くなるだろうし、何かがあった時はやはり軍のヘリが飛んだりするのだろうか。ヘリも飛べないような悪天候の時は? あああ、そんなことばかり考えていないで、フィヨルドに集中しなきゃ。

【8日目】念願のフィヨルドへGO! 後半編

◆その子の名前はルース。イギリス・ケンブリッジの病院で働いているらしい。そして一緒にいた白人の女の子はルースの妹のセーラ。ノルウェーのトロンハイム大学に留学しているセーラのところに、休暇を利用して遊びに来ていて、2人でノルウェー国内を旅行していたところだった。

◆姉妹はワタシに対して、とても親切で感じが良く、何故かワタシのそばを離れず、一緒にいてくれるようだった。ルースは特にワタシに気づかって、わざと簡単な単語・文章でゆっくり話してくれているのがよくわかる。なぜならば、セーラの言っていることは、早過ぎてよく理解できないから(笑)

◆更に色々と話すうちに仲良くなり、その後は下船してからも一緒に行動するようになった。16:50頃、クルーズが終了し、グドヴァンゲン到着。16:55発のバスに乗り換え、ヴォスへ向かう。

◆グドヴァンゲン−ヴォス間もこれまた絶景。日が翳り始めていたが、まだまだ美しい景色を堪能。どこをとっても一つも見逃したくない、山間部の絶景が続く。1時間後の17:50頃、ヴォス駅到着。列車→フロム鉄道→フィヨルドクルーズ→バスと来て、最後はまた列車。19:20発のベルゲン行き列車に乗る為に、しばらく駅舎で一休み。

◆ルースとセーラが、一緒に付近を散策しようと言って声をかけてくれたが、疲れきっていたワタシは、辞退することにした。2時間半もの間、駅舎のベンチに座ってひたすらボーっと過ごす。

◆同じように様々な国籍の観光客も大勢いて、みなベンチに座ってボーっとしてたり、眠ってたり、話してたり、ベルゲンの宿の予約をしている人もいた。それぞれ助け合って、トイレへ行く時は近くの人に声をかけて見てもらったり。(でも、駅舎にいる全員が旅人なので、きっと誰も荷物を取らないだろうと思ったり)

◆ボーっとしていたらあっという間に、時間になり19:20発の列車に乗り込む。3人掛けのシートがあったので、そこにルースとセーラ、ワタシの3人。なんだか変な組み合わせだ。そして、今やすっかり仲良くなったルースからウレシイ提案。「明日、同じようにべルゲンに滞在するのなら、一緒に観光しない?」と。

◆「英語下手だし、一緒にいてイヤじゃない?」と確認してみるも、そんなの全く問題にしていないご様子。じゃあ、どこを回ろうかなどと色々と話し合って、待ち合わせ場所・時間も決めて、20:30、ベルゲンに着いたところで姉妹と別れる。「じゃあ、明日10:30にフロイエン山のフニクラ乗り場で!」

ソグネフィヨルド - Sognefjord
このツアーの目玉。と言うより、今回の旅行の目玉。寒さなんて吹き飛ばせ!

グドヴァンゲン-ヴォス間

だいぶ日がかげりはじめていたけど、ここもまた見逃すことのできない絶景が続く。ということで、前日の睡眠は十分にとっておきましょう!決して寝ることのないように・・・

◆ベルゲン駅周辺は真っ暗だけど、治安は悪くなさそう。同じ列車から降りてきて、同じ方向にあるホテルを目指して歩いている観光客が大勢いたし。徒歩2,3分でホステルに到着したが、時間が遅いので既に門には錠がかけられていた。

◆まあ、これもメールで連絡済。隣にプールバーがあるので、そこで隣のホステルの宿泊者であることと、名前を告げて、キーを受け取ってくれと。キャリーを引いたまま、おどおどしながら、夜の酒場へ。怖いわ。こんなところ。いかにも怖そうな長髪のハードロッカー風のお兄ちゃんに、名前を告げるとあっけなくキーを渡され、ホッ。

■おもちゃ箱のような家々と旅行者たち

2004年10月9日(土)

■Marken Gjestehus
ここのホステルは、すごく気に入ってしまいました!



◆オスロからの長時間移動が終了し、ようやく落ち着く。予めリクエストしておいたリネン類もきちんと用意されていたので、ベッドの準備をしてからホステル内探検。なんとここは、今回の旅行でもっとも使いやすそうなホステル。

◆まず自室内。ツインの部屋をシングルユースしてたから、これに関しては問題ないが、大きなロッカーは鍵付き。室内に設置されているセントラル・ヒーティングは、温度調節可能なタイプで、ポカポカとかなり暖かい。

◆共同キッチンには、無料のコーヒー・紅茶完備。トイレの数も多くて、分散してる。一番気に入ったのは、シャワールーム。広々としたシャワーブースは、きちんと扉があって鍵がかかるタイプ。更にブース内にもシャワーカーテンが有り、お湯の量は豊富で、可動式で最高!

◆と言うことで、明日のルース達とのベルゲン観光に備えて早めに就寝!

■ベルゲン駅。趣のある駅で好き。
カモメのいるポイントになると、餌(パンくず?)を購入した人々が、空に向かって餌を投げる。するとカモメはそれを食べる為に、船の動きに沿って低空飛行してくれる。そこがちょっとした見せ場にもなっていて、シャッターチャンスとばかりに、みんなパチリパチリと写真を撮っていた。ワタシも何回かトライしたのだが、全てダメダメ写真でした。

フロムからクルーズが始まる場合だと、半分以上過ぎてちょっと飽きてきたところに、見事なフィヨルドが連続して現れるという感じ。飽き飽きもしてるし、冷え切って鼻水も凍りそうなくらいの時なので、船内と船外を行ったり来たりしつつ、世にも見事なフィヨルドを観賞する。そして、まさにウロウロしている時、フロム鉄道で通路を挟んで隣の席に座っていたイギリス人の女の子から声をかけられた。