2000年3月9日(木)

【3日目】日帰りでピナール・デル・リオへ

巨大壁画。ホントに巨大!
キューバ西部にあるピナール・デル・リオへ行く日。滞在したホテルにはツアーデスクがなかったので、別のホテル(Deauville Hotel)内のツアーデスクにて、日帰り旅行を申し込んでいたのである。本当はバラデロに行こうと思っていたのだが、ピナール・デル・リオの紹介で、「洞窟内のボート下り」が出来ると聞き、そちらに飛びついてしまったのだ。単純。

8時だったか、9時だったか定かではないが、ピックアップ場所のDeuville Hotelのロビーへ行く。ワタシの滞在していたHotel Lincolnと、Deauville Hotelは同じ通り沿いにあり、目と鼻の先なのだが、ギリギリに出てしまった為、ダッシュで駆け込んだ。
時間になっても迎えの人が来ないので、、ひょっとしたら置いていかれちゃったのでは?と焦り出す。余りにも来ないので、ドアマンに確認するも、まだ誰も来てないから安心しろとのご回答。うーん、やっぱりラテンだけに、キューバ時間で動いているのかしら・・・そんなことを考えながら待っていたら、トイレに行きたくなってきた。

トイレはロビーの地下にあり、階段を下りればすぐそこ。行きたいけれど、行っている間に迎えの人が来て、誰も居ないからと置いていかれちゃったらどうしよう・・・それはとても困るので、ドアマンに一言言付けてトイレへ行くことにした。



用を足していると、ロビーの方から「ナオミー!」と呼ぶのが聞こえた。慌ててトイレから出て、ロビーに戻るといかにも陽気そうなキューバ人女性が、「あなたがナオミね、行きましょう。」と声をかけてきた。ワタシも時間にルーズだけれど、ラテンの人にはまったくもって歯が立たない。(まあ、買ってもしょうがないけど)

市内の各ホテルでツアー客を乗せ、ようやくバスは西部へ向けて走り出した。今回の日帰りツアーに参加する客は全部で30人弱。ほとんどがカナダ人の団体で、それ以外はフランスの一人旅スキンヘッダーとか、イタリア人ギャルトリオ(笑)とかで、アジア人は他に誰も居ないようだった。
ビニャーレス渓谷
バス内では、ガイドのキューバ人女性、がスペイン語訛りの強い英語で、本日の日程やら、これから向かうビニャーレスの谷についてやら、色々と説明してくれた。モーターウェイのようなところに来たら、たまにポツンポツンと人が立っている。学生のような若い子達であったり、中高年の人達であったり。観光バスなので、停車して乗せてあげることはなかったけれど、止まってくれと言う仕草をしているのを見ると、ヒッチハイクらしい。

トイレ休憩の為、バスが停車したので、トイレが近いのでまたトイレへ行き、バスに戻ってくると、インド系っぽい西アジア人男性1人を発見した。白人女性1人と一緒に参加しているようだったが、自分以外のアジア人が居て、なんだかとても嬉しくなった。なんでだろう。白人コンプレックスか。
ビニャーレス渓谷

インディヘナの洞窟から、もうすぐ出口へ
バスは、ビニャーレスの谷に到着。カリブ海に浮かぶ南の島にいるのに、あたり一帯に高原の緑が広がっていて不思議な感じ。大自然を満喫。渓谷にはカラフルな巨大壁画が描かれていて、相当古いものなのかなと思いきや、実はそうでもないらしい。でも何の為に、あそこまで巨大な壁画を描いたのかもさっぱりわからなかった。実のところ、巨大というだけでそれほど感動もしなかったのである。
 
再びバスに乗り、インディヘナの洞窟へ。先住民が住居とし、独立戦争時代には、革命家が隠れ家として使用していたと言う場所。ボートに乗り込み、ガイドさんの鍾乳洞内の解説を聞きながら進み、地上に出た。ちょうど出たところにキューバ料理の屋外レストランがあり、ツアーでは、そこでランチを取ることになっていた。
どれもこれもさっぱりとして、日本人の口には合うと思う。同じツアーの人達とも、お互いの出身地はどこかなどと話が弾んだ。唯一居たアジア人は、現在スウェーデンに住む大学生のインド人で、スウェーデン人の女の子と一緒に来ていた。2人ともとてもフレンドリーだったし、年齢も近そうだったので、仲良くなった。

再びバスに乗り、最後はピナール・デル・リオの街へ。1770年に造られた人口約70万人のピナール・デル・リオ州の州都。葉巻の生産地としても有名で、フランシスコ・ドナティエン葉巻工場(写真左)を見学する。

すごく楽しみにしていたキューバ料理のランチ。美味しかったのは、キューバの主食"コングリ"というお赤飯のようなご飯(チャーハンのようにパラパラとしていて、塩味がきいている)。マサ・フリータという豚肉のフライ(衣をつけず素揚げのものに、ライムを搾って食べる)。フフ・デ・プラタノというバナナのフライ。普段食べているバナナとは違う種類の固めのバナナを輪切りにして揚げてあるけど、おやつでなくおかず。

インディヘナの洞窟へと進む
インディヘナの洞窟内。これからボートに乗る。
ピナール・デル・リオの街

フランシスコ・ドナティエン葉巻工場

工場内で作業をしている人達は、ハバナのパルタガス葉巻工場の作業員たちと同様に、ノンビリゆったりと仕事をしていた。たかり率はこちらの方が高く、ツアー客であるワタシ達が通路で見学をし始めると、「小銭ない?」とか、「食べ物ない?」とか激しかった。

最後のお楽しみは、工場内のショップで購入することの出来る葉巻。ここでも葉巻の他、コイーバの葉巻ならぬ、タバコを購入した。カナダ人たちは大量に葉巻を箱買いしていた。やっぱりみんなこれが目当てなんだなー。葉巻ってどうなんだろう。