Slovakia (Bratislava) / 2003
2003年10月11日(土)
アパートを出て、「Vorgartenstr.」駅へ行く為に地下鉄1号線に乗るが、ちょっとビックリする光景を目にした。4人がけのボックス席が通路を挟んで、左右にあり、右側にはにぎやかな中学生くらいの若い女の子4人組が、左側には4人の女性が座っていた。
1つ目の駅に到着。左側のボックス席に座っていた一人のポーリン・ハンソン似のオバサンが降りる。ドアが閉まる寸前に、右側の若い4人組のうちの一人がドアに駆け寄って行き、オバサン目がけて飲みかけのペットボトル入り炭酸ジュースを振りかけた。オバサンは何が起きたのかわからないとでも言うように、ホームに呆然と立ち尽くしている。女の子達は、ハイタッチしてゲラゲラなにやら大声で笑っていた。
他の乗客は皆無視。自分が巻き込まれたくないからなのか、何なのか。確かにこんなのに巻き込まれたくない・・・2つ目の駅に到着するちょっと前に、今度は左側の別の座席に座っている30代くらいの女性に、頭上からジュースをジョボジョボと浴びせかけた。頭がジュースでびしょ濡れで、ベトベト。睨みつけるも、結局は文句一つ言わず、黙ってジュースを払い、ベトベトのまま次の駅で電車を降りて行った。ワタシも口をアングリと開けたまま呆然・・・
こんなことが日常茶飯のコトなのか・・・ウィーンってば怖いところだなんて、思っているうちにVorgartenstr.駅に到着。スロバキア行きのフェリーが発着する「ライヒスブリュッケ桟橋」までは、徒歩約10分ほど。自分が被害に遭わなくて良かった〜と心から思いつつ(自分本位ですみませんが)歩いているうちに、到着。
■DDSG社のスロバキア行きフェリーチケット。往復券は、購入する際に復路便の日時を指定する。
■ドナウリバークルーズ中。同じ景色が続くので、少々飽きてきた・・・
チェックインして、イミグレを通過し、9時発のフェリーに乗り込む。座席は特に決まっていないようなので、早いモノ勝ち。もちろん眺めの良い窓側の席を確保。深く腰掛けるとほどよくリクライニングされるようになっている。たまたま土曜日だからなのか、ウィーンからブラチスラバへ小旅行するオーストリア人が多いらしく、ほぼ満席状態で出航。
川とは思えないほど、川幅の広いドナウ川を優雅に走ること、1時間半でスロバキアはブラチスラバのオソブニー桟橋に到着。(DDSGのフェリーは、VIE-BTS往復49ユーロ!)船旅も最初は、ものめずらしく景色を眺めているのだが、途中からは全く同じ景色が続く為、飽きて気づくと眠っていた。トホホ・・・
■国立劇場(写真上)と、「チュミル」(覗き見する人という意味)
イミグレでは、特に何も質問されることなく、無事通過。さて、ここからどこへ行こうか。両替をしていなかったので、取りあえず徒歩で旧市街方面へ行ってみることにした。まだ朝早いからなのか、ほとんど人も歩いておらず、全く賑わっている雰囲気がない。同じフェリーから降りてきた人達もあっと言う間に散らばって居なくなってしまった。
旧市街を歩いているうちに、お昼になりお腹が空いてきた。スロバキア料理も気になっていたのだが、実はガイドブックで見かけてどうしても食べたいモノがあった。それは日本食。その名も「寿司バー・東京」。何でも日本大使館御用達らしいが、スロバキアだけに料金がかなり安価なので、期待する。
店内に入ると、まだ時間が早かったからか、お客が一人もいない。板前さんはと言うと・・・どうやらタイ人のよう。なんだか嫌な予感がしてきたが、取りあえず席に着く。メニューを見ると、一通りの和食がある。その中から、トンカツとご飯とお水を注文した。
とんかつを食べること自体、久しぶりだったので、サクサク衣のジューシーなとんかつを楽しみにしていたが、運ばれてきた料理を見たら、ああ、やっぱりと思ってしまった。板前さんがタイ人だから、どこかタイ風の盛り付けなのである。2枚の薄い肉で海苔を挟んで衣をつけて揚げられたモノに、トンカツソースではなく、ナンプラー風味のソースを付けるらしい。
これ、どう考えてもトンカツじゃないでしょ。味は別に不味くはないのだが、これをトンカツだと思って食べている人がいたら、気の毒だ。と言うか、これをトンカツだと思って欲しくない。食べているうちに、店内にはどんどんお客が増えてきた。人気のあるお店のようだったが、日本人からするとどうも唸りたくなってしまう。
ランチの後も、旧市街をウロウロしたり、大型スーパーのTESCO(イギリス資本の?)に行って、買い物(主に安い食料品)をしたりしてるうちに、ふと気づいたら、そろそろ復路のフェリー時間にせまっている。
あはは、なんだかおかしな日本食を食べて、旧市街をウロウロして、TESCOでバッグに入りきらないほどの食料品を買い込んで、郵便局でポストカードを出しているうちに、スロバキア滞在時間が終わってしまった。行こうと思っていたスロバキア城に行けずに。でも、まあいいか、楽しかったし。
旧市街周辺しか行っていないので、何とも言えないけど、チェコのプラハと比べると、スロバキアの首都であるブラチスラバは、余りにも閑散とし過ぎていると思ったし、経済格差がかなりあると言うのにもうなずけた。スロバキアは首都よりも、地方がより見所が多いと聞くので、またいつかスロバキアへ行く際は是非地方へ。
■観光用のミニトレイン(写真上)と、偶然遭遇した結婚式(写真下)花嫁さんが、美しかった。
■DDSGフェリー発着所のオソブニー桟橋の近く(写真上)と、行くことの出来なかったスロバキア城をフェリーの船内からパチリ!(写真下)