013 / 本当に得意なの?
  Barcelona, SPAIN
 
 同じ宿に宿泊していた日本人の男の子と、
 一緒にバルでご飯を食べることになった。

 彼は、「スペイン語得意だから、何でも聞いてよ。」と
 何とも頼もしいことを言っている。

 バルにたどり着き、まず食べ物を注文した。
 すると、ウェイターに
 「Para beber? (飲み物はどうしますか?」と聞かれた。
 何か飲み物の名前を言うかと思いきや、
 彼は、「Si (はい)」とだけ答える。
 
 ウェイター「飲み物は?」
 その彼「はい。」
 その繰り返し。

 「ねぇ、何とかしてよ」と言いたげな顔で、
 ウェイターがこちらを見るので、
 「飲み物何か頼む?」と恐る恐る彼に聞いてみたら、
 「あ、ビール頼もうかな!」だって。

 本当にスペイン語得意なの?